ネパールは、中国とインドの両大陸にはさまれた内陸部山岳国であり、つい2０年前までは秘 境といわれる国でした。 現在では世界中の登山家や旅行者が入国出来るようになり、閉ざされた国も大きく開放されてきました。 　ネパールを訪問したことのある人ならば感じたことでしょうが、自然の美しさ、特にヒマラヤの山々の威厳に満ちた天をもつらぬく迄の雄々しさや、又、その自然の中に溶け込んで生活するネパールの人々の素朴さ、人なつっこさ 、等々ネパールの魅力はつきません。 　しかし、ひとたび人々の教育、保険、医療の現状に目を向けてみますと、特に幼児や子供達の死亡率は著しく高く、しかも眼、鼻等の健康状態も大変みじめな有り様です。 これも大きな意味での教育の不徹底、知識不足、貧しさからくるものが原因です。 　私達の「ネパールの子供を育てる会」は、そうした子供たちの為に手をさしのばし、私達の小さな気持ちや行いでさえネパールの子供達にとっては大きな励ましや手助けになるものと信じ、又、ひいてはネパールと日本との国際交流の一助となることを目的として設立されました。
会長　槙本昭彦

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